2015/08/05

英国留学の大学・大学院選びのポイント

こんにちは、教育推進・連携部のMです。

ブリティッシュ・カウンシル教育推進・連携部では、英国へ留学を希望する皆さんが、ご自身で留学を計画される際に必要な情報を、Education UKウェブサイトや英国留学セミナーなどのイベントの開催、英国留学ガイドブックの発行などを通じて、英国留学に関する情報を提供しております。

© Mat Wright

さて、2015年6月1日(月)に英国大学・大学院留学セミナーを開催し、英国の大学・大学院留学の魅力やプランニング方法などを詳しく解説しました。参加総数70名以上と大好評で幕を閉じました。

9月28日 (月)にも英国留学セミナー<大学・大学院>を開催予定で、英国の大学選びについてご紹介する予定です。

今回は、その英国留学の大学選びのポイントについて、簡単にご案内したいと思います。

© Mat Wright
どうやって大学を選べばいいの?

教育推進・連携部では、英国に留学を希望する、もしくは興味をお持ちの方から留学イベントを通じてご相談を受ける機会があり、特によく聞かれる質問事項の中に、このような問い合わせが多くみられます。

「たくさんある英国の大学の中で、どうやって大学を選べばいいの?」
「特定分野で研究業績を上げている大学を、どうやったら見つけることができるの?」

それでは、どうすれば自分に合った大学、自分が希望する専攻分野で評判が高い大学を選ぶことができるのでしょうか。

教育の質と研究力で世界的に高い評価を得ている英国大学

英国の大学は質の高い教育、充実した設備、最先端の研究成果により世界的に高い評価を得ています。またQS世界大学ランキングでは上位6位のうち、4大学が英国の大学という結果になりました。

それらの大学のほかにも、英国内で学生満足度の高い学部を有していたり、特定分野によっては研究や教授法で高い評価を得ている大学が英国には数多く存在しています。

もしかすると皆さんにとってはあまり馴染みのない大学かもしれませんが、国際的に知名度が高い大学が英国にはたくさんあります。

大学ランキングや学生の口コミを活用する

英国では、各メディアや調査機関による英国の大学ランキングが毎年更新されています。また、英国の大学生の満足度調査や、分野ごとの研究の質に関する全国調査も行われています。

これらのランキングや全国調査の結果(※)を利用して、大学選びの参考にしてみると、特定分野で評価の高い大学の情報を得ることができるでしょう。

それでは、それぞれ大学選びの参考になるいくつかのウェブサイトをご紹介します。

※それぞれ異なる指標を使って大学のランキング付けを行っているので、必ず複数のランキングや全国調査を参照されることをおすすめします。

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© Mat Wright
全国大学生調査 Unistats
英国全土の大学やカレッジのコースの情報を検索でき、コースに関する情報を比較することもできます。また、本調査では英国で高等教育を受けている学生を対象に実施されている、National Student Survey(全国学生満足度調査)を元に編纂され、在学生の教職員・コース等に関する満足度の結果や、学生宿舎の費用、授業料などについて、また卒業後の就職など、詳細の情報を得ることができます。英国内でもこの調査結果は広く利用されており、各大学も、この結果をもとに学生に対するサービス向上に努めており、これから留学や大学進学を考えている国内外の学生にとっても、英国の大学生の大学での学びや生活の実情を垣間見える有効な調査として、広く認知されています。

研究業績評価REF 2014
英国は研究力においても世界をリードしています。英国の大学やカレッジで行われている研究の54%が、「世界のトップレベル」「国際的にも優良」であると評価されています。
REF2014とは「Research Excellence Framework」のことで、2014年12月に結果が発表されました。この調査は研究の質に関する英国の大学の全国調査の結果が分野ごとに評価され、それぞれ「研究成果」、「研究環境」、「研究影響」で評価を行い、オンラインにて発表されました。本調査では、より研究分野で高い評価を得ている英国の大学を調べることができますので、英国の大学院でより深く勉強したい、もしくは研究を希望する学生にとって参考になる調査結果です。

University league tables 2016
By The Guardian
英国の大手新聞社The Guardianが毎年行っている英国国内の大学ランキング。学部のコースや教授法の満足度、またキャリアなどでスコアが算出されています。また、総合ランキングのほか、53の科目エリア別にランキングを見ることもできます。今年5月末に最新結果2016年度版が発表されています。

The Complete University Guide
2007年よりオンラインにて英国の大学ランキングを発表。Mayfield University Consultantsにより編纂されており、当初は英国大手新聞社The Timesのランキングとしてまとめられていましたが、現在The Complete University Guideとして独立して発表されています。大学の入学基準や学生の満足度、研究の質、卒業生の雇用などでスコアが算出。また、総合ランキングのほか、67科目エリア別のランキングを見ることができます。先日2016年度版のランキングが発表されました。

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ぜひご紹介した大学ランキング、学生調査、研究業績評価の情報を参考にしながら、ご自身に合った最適な大学選びを行ってください。

関連サイト
英国留学 
IELTS(アイエルツ)について
IELTS(アイエルツ)試験・留学対策

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2015/08/04

「IELTS奨学金 2015」授賞式が行われました

こんにちは。広報・マーケティング部のHです。

去る2015年7月30日(木)に駐日英国大使館で行われた、「IELTS奨学金 2015」授賞式。式の様子を皆さまにお伝えするべく、この日、私もセレモニーに出席させていただきました。今日はそのときのことを、ご紹介したいと思います。

© Kenichi Aikawa

「IELTS奨学金」について

まず式についてお話する前に、「IELTS奨学金」について簡単にご説明します。本奨学金制度は、日本人のさらなる国際化と文化・教育分野での交流促進、個々の受験生が抱いている夢の実現の援助を目的に設立されました。IELTS Study UK奨学金、IELTS 北米奨学金の2種別あり、それぞれ3,000ポンド、6,000USドルが支給されます。

応募資格としては、IELTSのスコアが選考の対象になりますが、それだけでなく、留学先で何を学び、どのように社会で活かしていきたいかという、明確なビジョンをもっているかどうかが重視されます。

そして、今年度で5回目となる「IELTS奨学金 2015」では、書類選考、面接選考を経て、8名の奨学生が決定しました。

「IELTS奨学金 2015」授賞式

7月30日(木)に行われた授賞式には、奨学生5名とそのご家族の皆さまが招待されました。式は、公益財団法人 日本英語検定協会の顧問、橋爪健氏のご挨拶から始まりました。

橋爪氏は、「外から日本を見ることで、自分たちが当たり前だと思っていたことを、きちんと説明しなければならなかったり、改めて良さがわかったり、アイデンティティを認識したりすると思います」と、ご自身の海外での経験を交えながらお話されました。そして、奨学生に向け「皆さまは、これから素晴らしい体験をされるのだと思います。ぜひその体験を活かしていただけたらと思います」と温かいメッセージを贈りました。

その後は、奨学生5名がスピーチを披露。留学にかける想い、留学後の展望などについて、それぞれ発表しました。ここでは、奨学生の皆さまがスピーチで発表したことを、直接お聞きしたことを交えながら、ご紹介します。

羽生麻紀子さん © Kenichi Aikawa
熊本県出身の羽生麻紀子さんは、6年以上、熊本で高校教師を務めてきました。英国に留学することは、中学生からの夢で、1年前から具体的な準備を進めてきたそうです。「ティーチングスキルを伸ばすために、あらゆる機会に参加していきたいです」と発表した羽生さんは、Columbia Universityで応用言語学を学びます。

清野七菜子さん © Kenichi Aikawa
「将来は、学芸員など美術館で働く仕事がしたいです」とスピーチした、大学生の清野七菜子さん。日本で勉強を続けるか迷ったそうですが、英語が公用語であるヨーロッパの国で勉強したかったこと、西洋美術が専門の教授がいる環境で学びたかったことが、今回の留学を決心した理由だそうです。清野さんはUniversity College Londonで、人類学を学びます。

斉藤美沙季さん © Kenichi Aikawa
大学生の斉藤美沙季さんも、留学は中学生からの夢でした。スピーチでは、「英国で、コミュニティ・デベロップメントのスキルを学びたい」「将来は政策立案者を目指し、誰にとっても日本を、居心地の良い場所にしたい」と発表。The University of Manchesterで都市地理学を学ぶ斉藤さんは、留学先として英国・マンチェスターを選んだ理由について「多様性があるから」と答えてくれました。

山本裕也さん © Kenichi Aikawa
山本裕也さんは「スピーチは初めてなので、とても緊張している」と、ユーモアを交えながら発表。University of Birminghamで、外国語としての英語の教授法(TEFL)を学ぶ山本さんは、高校時代に出会った先生に感銘を受け、英語教員を志すようになったそうです。「4技能に注目している」「日本人が苦手な、ライティングとスピーキングを伸ばしたい」と、教員になったとき、どんなことを教えたいかについて話してくれました。

小林亮さん © Kenichi Aikawa
小林亮さんはUniversity of Oxfordで、MBAを専攻します。ファイナンス、マーケティング、インターナショナル・リーダーシップを学び、安全なエネルギーの供給を行う、プロジェクト・マネージャーを目指します。高校時代は単身でカナダに留学した経験をもつ小林さんは、「将来もう一度留学したい」と考えていたそうです。「英国はエネルギーの中心地」と語り、英国で学ぶことを決めた理由について説明してくれました。

そしてスピーチの後は、懇親会の時間。受賞者の皆さんやご家族はもちろん、過去の奨学生も参加しました。奨学生の皆さまの留学先や専攻はもちろん異なりますが、IELTSを通じて留学する同志として、交流を深めていました。

そして最後は、弊機関の駐日代表、ジェフ・ストリーターの言葉で、式は締めくくられました。「英語という言語は、教えたり、学んだりするだけでなく、私たちの人生のあらゆることに影響を与えてくれるものです。過去の奨学生の皆さん、今回の奨学生の皆さん、そして未来の奨学生の皆さんは、日本と留学先の国の架け橋となる存在です」

こうして、「IELTS奨学金 2015」はあっという間に閉会の時刻を迎えました。これから留学を間近に控える、奨学生の皆さまとお話をして、これまで様々な努力や決断をされてきたのだと感じると同時に、ご活躍される姿を想いました。

関連リンク
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英国留学

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